初めて子連れでキャンプへ行くときは、当日の流れがなかなかイメージできません。
「何時に自宅を出ればいい?」
「買い物は当日でも間に合う?」
「テントの設営中、子どもはどうする?」
「夕食やお風呂は何時から始めればいい?」
このように、時間や段取りに関する疑問も多いのではないでしょうか。
我が家もキャンプを始めた頃は、できるだけ早くキャンプ場に到着し、設営を終わらせてゆっくりしたいと考えていました。
しかし、子どもと一緒に買い物をすると予想以上に時間がかかります。出発が遅れ、予定どおりに進まないことにイライラしてしまった経験もありました。
何度も家族でキャンプをするなかで気づいたのは、子連れキャンプでは、時間どおりに進めることだけが大切なのではないということです。
この記事では、家族4人でキャンプをしてきた我が家の経験をもとに、1泊2日のタイムスケジュールと、当日に慌てないための段取りをご紹介します。
初心者の子連れキャンプは余裕のあるスケジュールを組もう

結論からお伝えすると、初心者の子連れキャンプでは、予定を詰め込みすぎないことが大切です。
キャンプ当日は、買い物、移動、荷下ろし、設営、食事、お風呂など、やることがたくさんあります。
さらに、小さな子どもが一緒だと、大人だけで行動するときのようには進みません。
トイレへ行ったり、お腹が空いたり、遊びたいと言われたりするため、予定は簡単にずれます。
そのため、分刻みのスケジュールを守ろうとするのではなく、次の時間だけを基準にするのがおすすめです。
- キャンプ場のチェックイン時間
- 入浴施設の利用時間
- キャンプ場の消灯時間
- 翌日のチェックアウト時間
この4つを押さえておけば、食事や遊びの時間が多少ずれても、大きな問題にはなりません。
スケジュールは、家族を急かすためのものではありません。
家族全員が無理なくキャンプを楽しむための目安として活用しましょう。
我が家の1泊2日キャンプのタイムスケジュール
ここでは、自宅からキャンプ場までの移動時間が約2時間、チェックインが13時、チェックアウトが11時の場合を想定します。
我が家の大まかなスケジュールは、次のとおりです。
【キャンプ宿泊日のスケジュール】
| 時間 | 当日の流れ |
|---|---|
| 8:00ごろ | 起床・朝食・出発準備 |
| 9:00ごろ | 忘れ物と積載の最終確認 |
| 10:00 | 自宅を出発 |
| 12:00ごろ | キャンプ場周辺で昼食 |
| 12:30ごろ | キャンプ場へ到着 |
| 13:00 | チェックイン |
| 13:30ごろ | 荷下ろし・テント設営 |
| 15:00ごろ | 設営完了・休憩・場内散策 |
| 16:30ごろ | 夕食の準備 |
| 17:30ごろ | 夕食 |
| 19:00ごろ | お風呂 |
| 20:00ごろ | 後片付け・就寝準備 |
| 21:00ごろ | 子ども就寝 |
【撤収日のスケジュール】
| 時間 | 当日の流れ |
|---|---|
| 6:30ごろ | 起床 |
| 7:00ごろ | 朝食の準備 |
| 7:30ごろ | 朝食 |
| 8:00ごろ | 食器や寝具などの片付け |
| 8:30ごろ | テント内の荷物を車へ積む |
| 9:00ごろ | テント・タープの撤収開始 |
| 10:30ごろ | 積載・忘れ物の確認 |
| 11:00 | チェックアウト |
もちろん、毎回このとおりに進むわけではありません。
天候やキャンプ場の環境、子どもの年齢によっても必要な時間は変わります。
特に雨の日は、設営や撤収に時間がかかります。最初から30分程度の余裕を持たせておくと安心です。
買い物と荷造りはできるだけ前日に済ませる
我が家の場合、予定がずれる大きな原因は当日の買い物でした。
家族で買い物をすること自体は、キャンプの楽しみのひとつです。
スーパーで食べたいものを選んだり、子どもとお菓子を探したりする時間も、キャンプの思い出になります。
一方で、子どもと一緒の買い物は、大人だけで買い物をするときより時間がかかります。
私は「時間どおりにキャンプ場へ到着して、早くテントを設営したい」と考えていたため、買い物が長引くことを楽しめないときがありました。
急いでほしい親と、買い物を楽しみたい子どもでは、時間の感じ方が違います。
その結果、キャンプ場へ着く前からイライラしてしまうこともありました。
このような状況を避ける方法は、大きく分けて2つあります。
- 買い物を前日までに済ませておく
- 当日に買い物をするなら、その時間も予定に含める
早くキャンプ場へ着きたい場合は、食材や飲み物を前日に用意しておくのが確実です。
当日に家族で買い物を楽しみたい場合は、買い物に1時間程度かかることを前提に、早めに自宅を出発します。
どちらが正解ということではありません。
大切なのは、何を優先するのかを家族で合わせておくことです。
また、着替えや充電関係の準備は、できるだけ前日までに済ませておきましょう。
特に忘れやすいものは、次のとおりです。
- 子どもの着替え
- 防寒着や雨具
- タオル
- モバイルバッテリー
- スマートフォンの充電器
- ランタンや照明器具
- ランタン用の電池
- 常用している薬
- 子どもの保険証や医療証
当日の朝にすべてを準備しようとすると、出発前から慌ただしくなります。
車へ載せられる荷物は前日に積載し、当日は食材や貴重品を載せるだけにしておくと、余裕を持って出発できます。
小さな子どもと設営するなら夫婦で役割を分ける
子どもが小さいうちは、親と一緒にテントを設営するのは簡単ではありません。
ペグやロープを運んでもらう程度ならできますが、設営の戦力として考えるのは難しいと思います。
子どもの様子を確認しながらテントを設営すると、作業がなかなか進みません。
また、設営に集中しすぎると、子どもが道路へ飛び出したり、ほかのキャンプサイトへ入ってしまったりする可能性もあります。
我が家では、基本的に次のように役割を分けていました。
- パパがテントやタープを設営する
- ママは子どもと公園やキャンプ場内を散策する
キャンプ場に遊具や広場があれば、子どもは遊びながら設営が終わるのを待てます。
最初から「大人1人で設営する」と考えておけば、作業の段取りも組みやすくなります。
雨の日は、子どもに車内で待ってもらうこともありました。
ただし、気温が高い日の車内待機は危険です。必ず大人が付き添い、エアコンを使用するなど、安全を最優先にしてください。
小学校高学年や中学生くらいになると、状況はかなり変わります。
我が家の子どもたちも成長し、現在は次のような作業を一緒にできるようになりました。
- 荷物の準備
- 車への積載
- テントやタープの設営
- ペグやロープの片付け
- 撤収後の忘れ物確認
以前は大人がすべて準備していましたが、今では設営そのものを家族で楽しめます。
子どもの年齢や成長に合わせて、少しずつ役割を変えていくのもファミリーキャンプの楽しさだと思います。
夕方以降はお風呂の時間だけ決めておく
テントの設営が終われば、夕方以降の時間は比較的自由に調整できます。
夕食が予定より30分遅れても、キャンプ場のルールに反していなければ、大きな問題にはなりません。
我が家では、お風呂の時間だけを先に決めるようにしています。
キャンプ場周辺の入浴施設を利用する場合、受付終了時間や閉館時間が決まっているからです。
お風呂へ行く時間が決まれば、そこから逆算して夕食を作るのか、お風呂のあとに食べるのかを考えられます。
確認しておきたいのは、次の項目です。
- 入浴施設までの移動時間
- 最終受付時間
- 閉館時間
- キャンプ場へ戻れる時間
- キャンプ場の消灯時間
夕食の時間まで細かく固定すると、少し遅れただけで焦ってしまいます。
特に初心者のうちは、炭へ火をつけたり、慣れない調理器具を使ったりするため、食事の準備にも時間がかかります。
初日の夕食は、手の込んだ料理にこだわらなくても大丈夫です。
自宅で下ごしらえを済ませたり、焼くだけの食材を用意したりすると、夕方以降に余裕が生まれます。
お風呂のように時間が決まっている予定だけを押さえ、それ以外は家族の様子に合わせて調整するくらいが、子連れキャンプにはちょうどよいと思います。
撤収はチェックアウトの2時間前を目安に始める

撤収日の朝は、思っている以上に時間が早く過ぎます。
朝食を作り、食器を洗い、寝袋やマットを片付けていると、すぐにチェックアウト時間が近づきます。
11時チェックアウトの場合は、遅くとも9時ごろからテントやタープの本格的撤収作業を始めると安心です。
ただし、9時まで何もしないわけではありません。
起きた後シュラフを干して置いたり、ランタンや寝具類など使い終わったものから少しずつ整理し、車へ積んでいきます。
- 着替え
- 寝袋やマット
- 使用しない調理器具
- 子どもの遊び道具
- テント内の小物
- 空になった収納ボックス
最後に使うテント、タープ、テーブル、椅子だけを残しておくと、撤収がスムーズです。
雨の日はテントを乾かせないため、大きな袋や防水性のあるシートバッグへ一時的に収納し、自宅へ帰ってから乾燥させることもあります。
天候によっては通常より時間がかかるため、早めに片付けを始めましょう。
撤収を急ぎすぎると、キャンプの最後が慌ただしい記憶になってしまいます。
チェックアウト時間に間に合う範囲で余裕を持ち、子どもにも簡単な片付けをお願いすると、家族で最後までキャンプを楽しめます。
子連れキャンプのスケジュールに関するよくある質問
キャンプ場にはチェックインの何分前に着けばよいですか?
チェックインの15〜30分前を目安に到着すると、余裕を持って受付できます。
ただし、キャンプ場によっては、チェックイン前に駐車場へ入れない場合があります。
早く到着しすぎると周辺で待つことになるため、事前にキャンプ場のルールを確認しておきましょう。
キャンプ当日に買い物をしても間に合いますか?
買い物の時間を含めて早めに出発すれば、当日の買い物でも間に合います。
ただし、子どもと一緒の買い物は予定より時間がかかる可能性があります。
時間どおりに到着したい場合は、前日に買い物を済ませるのがおすすめです。
当日に買い物をする場合は、買い物もキャンプの楽しみのひとつと考え、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
子どもが小さい場合、設営中はどうすればよいですか?
大人が2人いる場合は、設営担当と子どもを見る担当に分かれると安全です。
我が家では、パパが設営し、ママが子どもと公園や場内を散策していました。
子どもが小さいうちは、一緒に設営することを前提にせず、安全に待てる方法を考えておきましょう。
一人で設営する方法などを確認しておくか、設営作業で二人の手が必要なタイミングを相談しておくと安心です。
夕食やお風呂は何時ごろがおすすめですか?
我が家では、17時30分ごろに夕食、19時ごろにお風呂をひとつの目安にしていました。
ただし、季節や子どもの年齢、入浴施設の営業時間によって変わります。
まずはお風呂の最終受付時間を確認し、その時間から逆算して夕食の時間を決めるとスムーズです。
チェックアウトに間に合わせるには何時から撤収すればよいですか?
11時チェックアウトの場合は、8時ごろから小物を片付け、9時ごろにはテントやタープの撤収を始めると安心です。
雨の日や大型テントを使用している場合は、さらに早めに始めましょう。
起床後からすでに使わないこまごまとしたものを整理し、車に乗せる状態にしておくと、最後の作業量を減らせます。
まとめ
子連れキャンプでは、予定どおりに進めることだけが正解ではありません。
事前に準備できることは先に済ませ、当日は子どもの様子に合わせて動ける余白を残すことが大切です。
特に初心者のうちは、次のポイントを意識してみてください。
- 買い物と荷造りはできるだけ前日に済ませる
- 当日に買い物をするなら、その時間も楽しめる余裕を持つ
- 設営担当と子どもを見る担当に分かれる
- 夕方以降はお風呂など時間が決まっている予定を優先する
- 撤収はチェックアウトの2時間前を目安に始める
- 子どもの成長に合わせて役割を変える
我が家も以前は、早くキャンプ場へ到着して、予定どおりに設営することを優先していました。
しかし、家族でキャンプへ行く目的は、スケジュールを完璧にこなすことではありません。
買い物に時間がかかったり、子どもの遊びで予定がずれたりすることも含めて、家族で過ごす時間です。
スケジュールを家族を急かすためではなく、家族全員がキャンプを楽しむための目安として活用してみてください。

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