ワンポールテントは、設営が簡単で、収納サイズも比較的コンパクトです。
「初めてのファミリーキャンプでも使いやすそう」と考えている方も多いのではないでしょうか。
わが家でも、子どもが1歳と5歳の頃から、DODの2ルームワンポールテントを約2年間・10回ほど使用しました。
設営や運搬はとてもラクでしたが、次第に室内のデッドスペースと出入りにストレスを感じ、最終的にはドーム型の2ルームテントへ買い替えています。
この記事では、子連れで実際に使って分かったワンポールテントのメリット・デメリットと、どんな家族に向いているかを紹介します。
【結論】設営は簡単だが、子連れでは空間と出入りに不満が残った

ワンポールテントの大きな魅力は、設営の簡単さと収納・運搬のしやすさです。
一方、中央のポールと傾斜した壁によって、見た目以上に自由に使えるスペースが限られます。
わが家では子どもが1歳と5歳の頃に使用していましたが、室内を頻繁に出入りする子どもとのキャンプでは、出入口の使いにくさも大きなストレスになりました。
最終的には、設営や運搬のラクさより室内空間の快適さを優先し、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスへ買い替えています。
設営・収納・運搬はかなりラクだった
ワンポールテントの設営は比較的シンプルです。
基本的にはテントを地面へ広げ、周囲をペグで固定し、中央のポールを立ち上げます。

複数のポールを組み合わせて立ち上げるドーム型テントと比較すると、構造が分かりやすく、設営手順も覚えやすいテントです。
収納時もポールの本数が少ないため、比較的コンパクトになります。
子連れキャンプでは、テント以外にも次のような荷物が増えます。
- 家族分の寝具
- 着替え
- テーブルとチェア
- 調理器具
- 子どもの遊び道具
- 雨具や防寒着
テントが軽くコンパクトであることは、車への積載やキャンプ場での運搬をラクにしてくれました。
到着後、子どもを見ながら短時間で設営できる点も魅力です。
見た目より自由に使える空間が狭い

ワンポールテントは、中央部分が高く、外から見ると広く感じます。
しかし、壁が中心へ向かって斜めになっているため、テントの端へ近づくほど高さがなくなります。
床面積が広くても、壁際まで家具や荷物を自由に配置できるわけではありません。
背の高いラックやテーブルを壁際に置くと、テントの生地に当たります。就寝時も壁際へ寝ると、頭や寝袋がテントに触れやすくなります。
さらに、中央にはテントを支えるポールがあります。
このポールを避けながら、
- テーブル
- チェア
- 寝具
- 荷物
- 子どもの動線
を配置しなければなりません。
子どもが小さかったわが家では、このデッドスペースと中央ポールが次第にストレスになりました。
子どもとの頻繁な出入りが負担だった
使用していたテントでは、出入口の使いにくさも気になりました。
出入口が低かったり狭かったりすると、大人は身体をかがめて出入りする必要があります。

自分だけが数回出入りするなら、それほど大きな問題ではありません。
しかし、子連れキャンプでは出入りが何度も発生します。
- 子どもがテントと外を行き来する
- 靴を脱いだり履いたりする
- 荷物を取りに戻る
- 着替えを手伝う
- 寝ている子どもの様子を確認する
- 虫が入らないよう出入口を閉める
1歳の子どもを抱えながら、狭い出入口を通ることもありました。
一つひとつは小さな負担ですが、キャンプ中に何度も繰り返すことで、大きなストレスになります。
設営が簡単でも、滞在中の出入りが大変なら、家族全体の快適性は下がります。
結露によって室内を広く使いにくかった
ワンポールテントに限った話ではありませんが、テント内と外の気温差が大きいと、生地の内側に結露が発生します。
壁面が斜めになっているワンポールテントでは、壁際へ寝具や荷物を置くと、結露した生地へ触れやすくなります。
床面積を最大限使いたくても、壁から少し離して荷物や寝具を配置する必要があります。
結果として、ただでさえ限られている有効スペースがさらに狭くなりました。
特に家族分の寝具や荷物を入れるファミリーキャンプでは、壁際を使いにくい影響が大きくなります。
ワンポールテントから2ルームテントへ買い替えた理由
わが家がワンポールテントを使わなくなった最大の理由は、室内空間の狭さと出入りの負担です。
次に選んだのは、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスでした。

ワンポールテントと比較すると、重量が増え、設営にも時間がかかります。
それでも、次の快適性が大きく向上しました。
- 壁際まで空間を使いやすい
- リビングと寝室を分けられる
- 出入口が広い
- 大人が立ったまま移動しやすい
- 家族分の家具や荷物を置きやすい
- メッシュで虫の侵入を抑えられる
- 雨の日も室内で過ごしやすい
子どもが小さい時期は、設営の数十分より、キャンプ中に家族が長時間過ごす空間の快適性を優先した方がよいと感じました。

現在なら大型シェルターや新しいワンポール型も検討する
その後、わが家ではサバティカルのスカイパイロットを選びました。
スカイパイロットは、メインポールを中心に複数のサブポールを組み合わせる大型シェルターです。

ワンポール型に近い設営方法を取り入れながら、サブポールによって壁面を立ち上げ、広い室内空間を確保しています。
インナーテントを組み合わせれば、リビングと寝室を分けることも可能です。
従来のワンポールテントで感じた、
- 壁際のデッドスペース
- 出入口の狭さ
- 家具配置の難しさ
を軽減しながら、比較的シンプルな設営方法を残した形です。
ただし、サイズや重量、設営方法は製品によって異なります。家族構成や車の積載量、キャンプスタイルに合わせて検討する必要があります。
ワンポールテントがおすすめな家族
ワンポールテントは、次のような家族に向いています。
- 設営を早く簡単に済ませたい
- テントの収納サイズを抑えたい
- 車への積載をラクにしたい
- 荷物を少なくしたい
- テント内へ大きな家具を置かない
- 見た目やデザインを楽しみたい
- 子どもがある程度自分で出入りできる
- 虫をそこまで気にしない
特に、キャンプ場へ到着してから短時間で設営し、外で過ごす時間を長く取りたい家族には向いています。
デイキャンプや、天候が安定した季節のキャンプとも相性がよいでしょう。
おすすめしにくい家族
一方、次のような家族には慎重な検討が必要です。
- 乳幼児を連れてキャンプする
- 子どもが虫を強く嫌がる
- テント内で長時間過ごしたい
- 雨の日もキャンプをする
- 家族分の家具や荷物が多い
- 大人が立って移動できる空間が欲しい
- リビングと寝室を分けたい
- 出入口の広さを重視する
- 壁際まで無駄なく使いたい
虫が苦手な子どもがいる場合は、リビング全体をメッシュで仕切れる2ルームテントが便利です。
子どもが外で遊べない雨天時にも、広いリビングスペースがあると家族で過ごしやすくなります。
よくある質問
ワンポールテントは初心者でも設営できますか?
比較的シンプルな構造なので、初心者でも設営手順を覚えやすいテントです。
ただし、きれいに張るには、最初にテントを広げる位置やペグを打つ角度が重要です。購入後は、本番前に一度試し張りすることをおすすめします。
ワンポールテントはファミリーキャンプでも使えますか?
家族人数に合ったサイズを選べば使用できます。
ただし、表示されている床面積だけでなく、中央ポールや傾斜した壁を考慮する必要があります。実際に使える空間は、見た目より狭くなることがあります。
中央ポールは邪魔になりますか?
テーブルや寝具の配置によっては邪魔になります。
中央ポールを避けて家具を配置する必要があるため、購入前に室内レイアウトを考えておくと安心です。
二股化すればデッドスペースは解消しますか?
中央ポールがなくなるため、レイアウトの自由度は上がります。
一方、パーツが増えて設営が複雑になり、重量や費用も増えます。二股化する場合は、製品の安全性やメーカーの対応状況を確認してください。
子どもが虫を嫌がる場合でも使えますか?
使用できますが、リビング部分を完全にメッシュで囲えないタイプは、虫の侵入を防ぎにくくなります。
虫を強く嫌がる子どもがいる場合は、全面をメッシュで仕切れる2ルームテントの方が快適です。
まとめ
ワンポールテントは、設営が簡単で、収納や運搬の負担も少ないテントです。
わが家でも、子どもが1歳と5歳の頃から約2年間・10回ほど使用しました。
設営や積載はとてもラクでしたが、使い続けるなかで次の点がストレスになりました。
- 傾斜した壁によるデッドスペース
- 中央ポールによるレイアウト制限
- 狭い出入口
- 子どもとの頻繁な出入り
- 結露によって壁際を使いにくい
最終的には室内空間を優先し、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスへ買い替えました。
ワンポールテントが向いているのは、設営・収納・運搬のラクさを重視する家族です。
一方、乳幼児や虫が苦手な子どもがいて、テント内の快適性を優先したい場合は、メッシュで仕切れる広い2ルームテントの方が使いやすいでしょう。
大切なのは、設営時のラクさだけでなく、
家族がキャンプ中にどこで、どのように過ごすか
まで考えてテントを選ぶことです。

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